今回は非英語圏で現地の言語で大学留学するメリットとデメリットについて紹介します。
留学する時に一番迷う事はどこの国に留学するかとどの言語で勉強するかだと思います。
現在多くの大学で英語コースが開講され、留学先の国の選択肢が増えてきています。
そんな中で英語ではない言語で学ぶ意味や知っておくべきことを僕の経験をもとに紹介します。
ローマでの生活とローマ大学サピエンツァ大学院建築課程の英語とイタリア語コースに通って思った事で、国や大学によっては異なることがあるのは理解してください。
前回の非英語で英語で留学するメリット・デメリットについてはこちら↓
メリット
現地に友達ができて、文化をより知ることができる
現地語のコースに通うとその国の生徒と友達になりやすいです。
なぜなら、
1.留学生が英語コースに比べ少ない(僕のコースの場合英語の授業にはイタリア人はいませんでした)
2.彼らは英語を話すのにハードルがある場合がある
3.グループワークなどで一緒に作業する
友達が増えるとその国の食文化や季節のイベントについて話すことが増えます。
個人的には食べ物と旅行の話が一番盛り上がります。
また、日本語や日本文化を学習している人とも友達になりやすく、言語エクスチェンジをしながらその国について知ることができます。
英語コースに通うと多くの友達が留学生になり、その国の友達ができにくいです。
僕のコースの場合イタリア人がいないため、英語コースに通った1年間は大学でのイタリア人の友達は0人でした。
また寮の友達の学部の英語コースでは、残念なことにイタリア人のグループと留学生のグループで分かれてしまっているようです。
現地の言語の語学能力が上がる
英語で授業を受けると大学での英語と生活では現地の言語と2つの外国語を使わなければなりません。
そうするとなかなか現地の言語の習得が難しいです。英語を不自由なく話せる人は大丈夫でしょう
一方、現地の母国語で勉強するとその言語だけに集中することができます。
僕は英語とイタリア語を両立しようと意気込んできましたが、英語で手一杯になってしまいイタリア語があまりでなかったため、イタリア語にすべて変えようと決めてました
特に多くの英語コースの(交換)留学生(スペイン語・フランス語などのラテン系言語を母国語とする人以外)がほとんどイタリア語を話せません。
折角その国にいるのに、簡単な挨拶しかできないで終わるのはもったいないと思います。
旅行するときに便利
特に英語があまり話されていない国(イタリアはその一つです)
当然留学中に国内の都市を訪れて旅行をすると思います。
その時に現地の言語を使えるとスムーズに旅行が進みます。
大都市(ローマ・ミラノ・フィレンツェなど)では英語が通じる場所が多いですが、マイナーな都市では英語が通じないことも多いです。
鉄道などでのアナウンスが英語でされないこともあるので、現地の言語を知らないと大変かもしれません。
生活に必要な手続き・情報収集に必要
留学中に生活するための手続きをする必要が多々あります。
アパートを借りる時や正規留学の場合は銀行口座の開設時など、現地の言語でコミュニケーションが必要な場合があります。
英語でできないことはありませんが、英語では手続きできない家主・銀行などが多い。
基本的な情報は現地の言語で発信されています。
例えばイタリアでは、現地の奨学金・通学定期・ストライキ(おそらくイタリアだけ)の情報は現地の言語でしか発信されていない場合があります。
グーグル翻訳などで確認できますが、効率的ではありません。
英語を話せる学生窓口が少ない
留学で避けることのできない事務的手続き、、、
正規留学は入学の最終手続き、交換留学は単位についてなど数回は大学の学生窓口に行くことがあります。
長時間待ってようやく自分の番になったと思ったら、英語話せる人が来るまで待っていての
窓口によっては現地語と英語で窓口があり英語窓口の方が少ない事が多いです。
デメリット
言語の壁が高い
留学での一番の壁は言語ですよね。
非英語圏に英語で留学すると基本的に英語を外国語とする人が来るので、人によってレベルの差はありますがネイティブよりはスピードは速くありません。
一方、現地の言語で留学する場合はもちろんクラスの大半と教授はネイティブスピーカー。
当然、授業での説明や友達の会話はネイティブのスピードでとても速いです。
僕はイタリア語がB2くらいのレベルですが、授業の大まかな内容はわかりますが細かいところまで理解できません。
また、基本的な背景知識が頭にないとほとんどわかりません。
英語コースは教授はネイティブではないので、英語も聞きやすくあまり難しい表現を使わないため理解しやすいです。
英語を忘れていく
複数の外国語を学習した人は経験あると思いますが、一つの言語に集中するとほかの言語を忘れてしまいます。
僕もイタリア語コースに変えた後は英語を使う機会が減り、元からそんなに話せないですが多くの単語や表現が出てこなくなりました。
まとめ
今回は現地の言語で授業を受けるメリット・デメリットについて書きましたが、前回も書いたように自分が留学先で何をしたいかによります。
こういう人は現地の言語で勉強することをおススメします
1.留学先の国の文化や生活を知りたい
2. 〃 が勉強したい分野の最先端
(イタリアでは建築修復、 考古学、観光学、芸術、歴史など)
3.将来留学先で働きたい又はその国の商品の輸入に携わりたい
留学で悩んでいる人の手助けになれたら嬉しいです!
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