今回はイタリアでクリスマスに食べられる2種類のスポンジケーキ、パンドーロとパネットーネの違いについて紹介します。
クリスマス休暇後のこの2つのケーキが寮の朝食に出た時に、どっちがどっちで何が違うんだろうと聞いたところイタリア人の友達でさえよく知らない、、、
年に1度しか食べないので詳しく知らないらしい。
どうやら材料の違いや中にレーズンを入れたりなど違いがあるらしいです。
ちょっと気になったので調べてそれぞれについて紹介していきます!
パンドーロ
パンドーロはヴェローナ生まれ
ヴェローナ:ロミオとジュリエットの舞台で有名。建築だとカルロ・スカルパのカステル・ヴェッキョがあります
形状は先が割れていて、上から見ると8角形の星形になっています。
またパンドーロには型紙がついていません。
きめ細かいスポンジで、食感は柔らかくしっとりしています( イタリアのサイトでは絹のようなと表現しています )。
味はバターとバニラの香りが特徴
パンドーロの一番の特徴は食べる直前にグラニュー糖を袋に入れて全体に均等に付くようにシェイクしてから袋から出して切り分けます。
パネットーネ
パネットーネはミラノ生まれ
形状はカップケーキを大きくしたように先はドーム状で、上から見ると円形です。
パネットーネには型紙がついています。
表面は硬くひびが入っています。
粗めのスポンジなので食感はパンドーロに比べどっしりしています。。
味はサワードウの酸味と風味を持っている。
サワードウは特別な酵母を使ってくるられる伝統的なパンの種類らしいです。
そして一番の特徴はパネットーネにはレーズンが入っています。
パンドーロとパネットーネの比較
出身
パンドーロ:ヴェローナ
パネットーネ: ミラノ
材料
材料はほとんど同じ。大きな違いは3つ
パネットーネ:多く卵を使用、レーズン、サワードウのための酵母
食感
パンドーロ:小さい気泡 きめ細かいスポンジ 柔らかい 軽い
パネットーネ:大きい気泡 粗めのスポンジ しっかり どっしり
パネットーネの表現が難しい、、、
形状
パンドーロ:8角形の星形 先割れ
パネットーネ: 円形 ドーム
発酵
パンドーロ:18-36時間
パネットーネ:2-3日
わかりやすい特徴
パンドーロ: 食べる直前にグラニュー糖をまぶす
パネットーネ:レーズンが入っている
パネットーネの方がレーズンが入っていて卵も多く使用されていて発酵の時間も長く手間がかけられて作られているような、、、
やっぱりミラノ生まれだからですかね?
パンドーロは田舎者が頑張って見た目だけで豪華と、ちょっとお化粧しましたみたいな、、、
ヴェローナの人に失礼ですね、すみません
まとめ
最初は地域によって違うのかと思っていたけど両方とも北イタリアのお菓子でした。
友達曰く「南イタリアにはたくさんのお菓子があるけど、ほかの地域に広まらなかった」とのことです。
昔は北イタリアの方が人が移動して商売とかしていたのかな。
今年のクリスマスはぜひイタリアに来て2つのケーキを食べ比べてみてください!
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