今回はアグリジェントの遺跡と考古学博物館について紹介します!
この町の一番の見どころで観光客は神殿を目当てにアグリジェントへ来ます
遺跡と考古学公園の個別チケットもありますが、遺跡と考古学とセットのチケットもあります。
少し高くなりますが、両方を見る価値はあると思います!
遺跡 -考古学・景観・神殿の谷公園-
コンコルディア神殿 Tempio della Concordia
遺跡公園の中で一番保存状態の良い神殿。このカットの写真は観光ガイドでよく目にしますね。
アテネのパルテノン神殿に並んで、世界で一番保存状態の良いギリシャ神殿です
紀元前440-430年に建設でギリシャ建築様式のドーリア式の柱が特徴的
神殿の前では発掘作業が行われていました
日差しが強いので簡易屋根が設置されていますね
柱が太くて、近くで見ると迫力がすごい!
写真を見ると補強材が見えますね。
修復学の観点からすると、白い部分は補充部分で遠くから見ると気にならず建築の外観全体性を保ち、近づくと違いが認識できる「認識性」が考慮されています
木で作られた復元模型。
昔は木で釘が作られていたらしいですね。詳しくは美術館編で
ジュノーネ神殿 Tempio di Giunone
こちらは紀元前450年前後に建設
一番高い丘の上にあるので、周囲の風景がよく見えます。
写真では小さいですがコンコルディア神殿も
ヘラクレス神殿 Tempio di Ercole
一番古い神殿で紀元前6世紀に建設
古いこともあり、立っている柱が一列だけだと全体の大きさや特徴が分かりにくいですね
オリンピコ・ゼウス神殿 Tempio di Zeus Olimpio
完璧に崩れてい閉まっていて土台しか残ってないですね
紀元前480-479年に建設され、1401年の地震によって完璧に崩れてしまいました
人の形の柱が建物を支えていました。
博物館でその時の姿を見ることができます
カストレ・ポルーチェ神殿 Tempio di Castore e Polluce
柱はほとんどありませんが、基礎部分残っています
建設技術
公園内には当時の建設技術を説明する展示もありとても面白い!
こうやって柱を運んで積み立てていたんですね
昔の人の知恵はすごい!
小さいですが左の奥に見える四角の柱を運ぶ方法は一本取られた
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考古学博物館
オリンピコ・ゼウス神殿 Tempio di Zeus Olimpio
博物館のホールには考古学公園では横たわっていたオリンピコ・ゼウス神殿の人の形をした柱が縦に展示されています
並べて見比べると分かりやすいですね↓
柱の横には復元模型があります
建物を支える柱の長さは人の柱の倍あることを考えるとすごく大きい神殿であった事がわかりますね
建設するの大変だったろうなぁ
神殿の建設
図面にすると人がアリの様に小さいですね
ファサードから中に入ったところには四面に人が彫られた柱があったらしい
円を描いて、垂直を取りながら掘り、上下の柱を固定する凸凹を彫る
このように柱を掘り起こしてから転がして運んだんですね
地面が平のところまで木に乗せてに運んで引きずって運ぶの大変そう
昔の神殿の柱より上は木で作られていたらしいです
右の写真からは木で釘を作り固定、また継手技術があった事が分かります。
ヨーロッパは最初から石造だけではなく、木も多様に使用され、時代流れ・採掘技術の発展によって木造の技術が減っていったのでしょう
他にもたくさんの展示があるので、是非アグリジェントを訪れた際は考古学公園と一緒に博物館も訪れてみてください!
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