【イタリア野球日記】2021年シーズン振り返り

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イタリア野球日記

今回は2021年シーズンを振り返りたいと思います。

9月19日にイタリアセリエBの2021年シーズンが終了しました。

応援してくださった方々有り難うございました!

5月に鼻の骨折6月には太腿肉離れと人生で初めて怪我の多い時期でしたが、周りの人達に助けられて何とか最後までプレーすることができました。

再び野球ができる事に感謝

まず初めに今年野球をできる機会を与えてくれたソフトボールチームのチームメイト、受け入れてくれたBrewersのチームメイト、そして一緒に挑戦してくれた日本人の方に感謝しています。

高校からブランクと10キロも軽い体の為か、5月に鼻の骨折6月には太腿肉離れと人生で初めて怪我の多い時期でしたが、周りの人達に助けられて何とか最後までプレーすることができました。

野球への未練

実は野球に未練がありました。

弱小中学校から都内の私立高校に進学し、一番下手な状態から始まった高校野球。
最初は同級生を同級生と見れないくらいでした。

2年半ベンチに入れずに終わったのですが、まだまだ上手くなると思っていました。

しかし、大学野球はお金もかかりバイトもできない、まして1浪して予備校代・受験代で家族に負担をかけてしまっている。

イタリア留学もしたい。

何よりも理系単科大学へ進学したので野球部のレベルも高くない。

この様な理由で高校野球を最後に野球を辞めてしまいました。

大学進学後は知り合いの少年野球のコーチをやったり、大学2年生の時は野球サークルに入ってプレーはしていましたが、もう本気で野球をできる事はないだろうと思っていました。

イタリア野球へ

それが今年、ソフトボールを一緒にやっていた日本人と何気ない会話で野球しようという事になり、ソフトボールのチームメイトでLupi Romaの責任者に繋いでもらいました。

今年はBrewersというチームで一緒にやるからその練習に来るように言われ(練習という名のセレクション)、練習後にチームに加わることになしました。

野球をするために関わってくれた人みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

母校

またイタリアにいる人だけでなく母校の佼成学園・監督・顧問の先生・トレーナーにも支えてもらいました。
ありがとうございました。

3月にローマ大学院を卒業した後、日本へ一時帰国しました。

チームへの入団が決まった際に、これは監督に報告しないといけないと思い、勇気を振り絞って電話をしました。

イタリアで野球をする教え子がでるなんて想像していなかったのでしょう、とても驚いていました。

電話の際に日本に帰る際にグラウンドで体動かさせてくれませんかと聞いた所、快く受け入れてくれました。

国家公務員試験や他にも顔を出さないといけない用事もありましたが、6回ほど練習に参加させて頂きました。

久しぶりに受ける顧問の先生のノックはとても懐かしく、高校時代に戻ったような感覚でした。

トレーナーの方にも久しぶりにお会いしてたくさんお話しさせて頂きました。トレーニングの動画なども渡してもらいとても参考になりました。

卒業後でもこのように監督、顧問の先生、トレーナーの方が暖かく迎えてくれて母校に入って良かったなと改めて思いました。

高校の同期

僕らの代は33人で最初から1人も欠けることなく引退しました。

高校野球で一人もやめることなく終わるのは中々ないらしいですね。

多くの同期が大学野球を続けていたので、もしかしてと思い木製バットなどもう使っていない道具がないかと思い同期のグループにメッセージを入れました。

そしたら数人の同期が手を挙げてくれて、「あれあげる」「俺これあるよ」など返信してくれました。

それに加え、わざわざ都内から離れている僕の実家まで車で届けてくれました。

本当に良い仲間に囲まれて高校野球やっていたんだなと実感しました。

この話を母校の練習に行った際にトレーナーの方に話したら、やっぱりこういう思いやりのある代だったからいい結果だったんだなと言っていました。

内気な性格なのであまりみんなと遊ぶタイプではなかったのですが、もっとワイワイすればよかったなという心残りはいまだにあります。

ちなみに、僕のダンボというあだ名は高校時代の野球部で生まれました(笑)

こうやって振り返ると今まで関わってきた多くの人に支えられていると思わせてくれました。

本当にありがとうございます!

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2021シーズン結果

チーム結果

残念ながら7チーム中8位という結果に終わってしまいました。公式サイト

シーズン初めはセリエAに上がれるようにと意気込んでいましたが、そこまで甘い世界ではありませんでした。

今年はRoma BrewersとLupi Romaが経済的な理由により統合し1つのチームとなりました。

あとから知ったのですが、その中でLupi Romaの上手い選手数名がセリエAのチームに貸し出される状態になり、戦力が落ちてしまった背景があったそうです。

仲が悪いわけではないのですが2つのチームが本当の意味で1つになることができなかった結果が順位に現れているのではないかと思います。

個人成績

打撃

最終結果は50打席/21安打/打率.420/出塁率.517/四球10/盗塁4

こんな感じです。

公式成績はこちら↓
https://www.fibs.it/it/events/2021-fibs-serie-b-baseball-maschile/teams/18725/players/50948

高校で野球をやめたので初めての木製バットでバッティングしましたが、やはり手こずりました。

週2回の2時間の練習だけでは慣れるのに時間がかかりました。

このままじゃダメだと思い、8月の夏休みに映画のエキストラのバイトで朝早くても頑張って夜帰宅して半月で約3,000スイング素振りしました。

その成果が数字に表れるようになり、7,8番打っていたのが1番に、そして3番へと打順が変わっていきました。

目標だったホームランを打つことはできませんでしたが、母校に泥を塗らない成績は出せたのではないかなと思います。

守備

打撃は感覚を取り戻しましたが、守備は最後まで課題でたくさんでした。

僕だけのせいではないのですが、9回2アウトで勝っていた際にエラーをしてしまいそこからサヨナラ負けしてしまった試合もありました。

僕の高校時代のポジションはサードでした。

しかし、打撃成績表を見ると分かる通りサード(3B)での出場が少ないです。

チーム事情の為、ショートと中学生以来のキャッチャーを中心に今シーズンは守りました。

このレベルならショートもある程度できると思っていたのですが、サードとは全然違くとても難しかったです。

下手なりにやはり高校で2年半守っていたサードは考えなくでも体が勝手に動きましたが、ショートやキャッチャーでは常に頭で考えながらプレーしないといけなくとても大変でした。

しかも慣れない天然芝の球場でイレギュラーや打球が止まったり、逆にくる球場もあり慣れるのに精いっぱいでした。

守備に悩んだ大きな理由がボールの投げ方が分からなくなってしまったことです。

高校時代は同期から「ダンボはボールが捕球できれば大丈夫」と言われるくらいは送球が安定していました。

しかし、今はまだ全然ボールが投げられません。

投げるフォームが悪いからか、酷い時はボールに力が入らなくてヒョロヒョロした送球しかできない試合もありました。

まとめ

来シーズンに関しては正式に決まっていないので、また決まり次第ご報告します。

就職先がほぼ決まり今年みたいに野球に集中はできそうにないです。もう27歳になるので優先順位をつけて、できる範囲で野球を頑張りたいと思います。

とても長い文章になってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございます。

いつも皆さんに支えられています。

これからも応援よろしくお願いします!

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思い出の写真

入団決定!

キューバ人のチームメイトと帰りのホームで一枚

D-Questさんのグローブ
まさかの大成と同じ66番のユニホーム

練習後の一枚

遠征へ行く途中のサービスエリア

シチリア島メッシーナの球場

帰りの船、電車が船に乗ってシチリア島から本島へ渡ります
ヨーロッパ選手権決勝イタリアvs.イングランドを線上で観戦

延長戦とPK戦は途中停車したプラットフォームで

イタリア優勝後に同じ部屋のみんなで一枚

試合後はみんなサッカー

シーズン最終戦後のグラウンド

またグラウンドに戻ってこられるように頑張ります!

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