骨折後初の練習だった。
グランドに行くとみんなが「元気か?」「鼻は大丈夫か?」って声かけてくれて「戻ってこれて嬉しいよ」と言ってくれるチームメートもいて、みんな優しいなと少しウルっと来ました。
「キャッチャーなら面あるから当たらないからすぐできるな」と冗談混じりのコメントもあり和んでいた。
監督とチームの運営の人には病院の事で本当にお世話になったので元気な姿を見せてよかった。
ミーティング
現在6試合2勝4敗
キャプテン?であるアレッシオの掛け声で練習前にミーティングがあった
僕は骨折の影響でシーズン開幕戦の2試合以外帯同していないので詳しくは分からないが、審判へのヤジで退場になったり、キャッチャーの打席後のイニング間のピッチング練習に控えキャッチャーが行かなかったりと色々とプレー以外でのボンプレーがこのミーティングのきっかけらしい
ピッチャーのクラウディオが声かけ人のアレッシオに代わりまとめ役。
正直な所、開幕戦に審判と言い争いになった彼がどんな話をするかと思った。話を聞いていると僕の彼に対する認識が違ったのだなと思い知らされた。
僕が鼻を骨折した開幕戦後の練習で若い投手のピッチングを細かく指導、肩が早く開いてしまう癖やリリースポイントなど丁寧にアドバイスをしているなとキャッチャーから見えた。
その指導のお陰か特に真っ直ぐの球の質が格段に上がっていた。
新人である事とイタリア語で野球について上手に説明できない事が重なり、指摘できなかった事を全部指導してあげていた。
その時からクラウディオに対する印象は変わってきていたがミーティングの彼の話では僕が思っている以上に野球に真剣に向き合っている事を知り、開幕戦での彼を見て勝手に悪い印象をしてしまった自分を反省。
チームにいてもどかしい事がある。
監督・コーチ・選手であっても人が話している時にひまわりの種を食べたり、たばこを吸うのはあまりにもリスペクトがないのではないだろうか。
食べながら練習したり、日常生活でたばこを吸う事は全然構わないし個人の自由なので何も思わないが、人が話している時にそんな事するのかとショックだった。
こっちでまだ野球を2ヵ月くらいしかしていないので分からないが、イタリアの野球はこうなのかもしれないけど、野球人の前に1人の人として誰が話していても目をみて耳を傾けて話を聴こうと思う。
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練習
練習内容
復帰後初練習は体の動きの確認をした。
- ランニング
- ストレッチ
- ダッシュ10本
- PP20本
- 歩き素振り 2往復(1往復:重りあり)
調整
練習前に監督とコーチには全体練習に参加せず、調整することを伝えた。
高校時代の監督への報告が染みついているのかなと改めて高校野球部に感謝。
2週間もまともに動いていないのに加え、手術後はベットに1日横たわっており合計3日間病室に籠っていたので体が動かないと思ったけど予想以上に状態が悪いと感じた。
最初は体が軽かったけど、動き始めると重くなる。
体力も衰えているので今日はランニング中心のメニューにすると決めた。
バットも持たず素振りをした時に体の捻りが悪いなと感じ、ボールを打つには早いなと思い、ゲージには行かずグラウンドで素振りすることに。
足を上げバランスが取れない事が多かったので下手にトスバッティングしなくてよかったなと思った。
左脇の筋肉(おそらく肩と大胸筋を繋げる筋肉)が通ぴんと張っていた。いきなりバットに重りをつけて振ったのが悪かったのかな、、、
感想
嬉しかった事がコーチのルカが練習後に今日の状態を報告した時、「たくさん走ってたね」とバッティングピッチャーをやっていてブルペンの奥のゲージで見にくいのにも関わらず見てくれていた事。
コーチや監督が見ているからから練習を頑張るわけではないけど、こうやって努力してくれている所を見てくれて言ってくれるのはやっぱり嬉しい。
僕も野球だけでなく日常生活でも誰かの頑張りに気づき伝えるようになりたいなと思った。
試合復帰に向けて頑張ろう!
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