今回はイタリアの大学・大学院の1年間の留学費用を私の実例で紹介したいと思います。
留学したいんだけど結構お金かかるんだろうなと思っている人が多いと思います。
しかし、イタリア大学留学はアメリカやイギリスなどに比べるとそこまで高額ではありません。
私の状況について
大学
大学:ローマ大学(国立大学)
コース内容:修士課程
学部:建築
課程:建築(修復)
ローマ大学は学部・学科関係なく一律で授業料が決まっています
生活
住居:大学生料(RUI)
大学寮のサービス:シングルルーム、バス・トイレ共有、食事3食付き(毎日)、インターネット、水道、光熱費、洗濯、掃除
費用(年間)
大学
絶対に必要な支出
授業料:1000ユーロ
税金:180ユーロ
その他
コピー代:100-200ユーロ
生活費
絶対に必要な支出
滞在許可証:100.46ユーロ
健康保険(掛け捨て):125ユーロ
定期代(1年):250ユーロ(学割120ユーロ)
携帯代:144ユーロ(12ユーロ×12か月)
その他
寮費:8650ユーロ
ソフトボールチーム会費:250ユーロ
美容院:200ユーロ(20ユーロ×10回程度)
交際費(ご飯・遊び):1200ユーロ(100ユーロ/月)
旅行:1000~2000ユーロ(イタリアやヨーロッパ諸国)
帰国費用:400~900ユーロ(渡航・予約時期による)
買い物(洋服など):1000ユーロ
大きく見積もると
合計:約16200ユーロ≒194万4000円(1ユーロ=120円で計算)
絶対に必要な支出:約1,800ユーロ その他:15,200ユーロ
実質費用
有難いことに、僕は運よくイタリア政府奨学金という給付型の奨学金をもらうことができました。
その内容は、900ユーロ/月(給付期間:9か月)と授業料の免除
※授業料免除は大学ごと異なります。
詳しくはこちら↓
900ユーロ×9か月=8100ユーロ給付+1000ユーロの免除(サピエンツァ大学場合、9か月以上の奨学金で全額免除)
合計:9100ユーロ
つまり、実質費用は16200-9100=7100ユーロ≒85万2000円(1ユーロ=120円で計算)
日本の大学と比較
大学院進学の割合が多い理系の
日本の私立大学で一人暮らし(一番安く)をしたとするとこうなります↓
学費:120万円 (授業料・施設費・入学金/2)
生活費:94万2000円(生活費の参考サイト:https://fumakilla.jp/foryourlife/102/)
私立大学院合計費用:214万2000円
また、国公立大学で一人暮らし(一番安く)をしたとするとこうなります↓
入学料:28万2000円
授業料:53万5800円
生活費:94万2000円
国立大学院合計費用:161万8800円(入学料を半分にして計算)
私立の大学院費用は一人暮らしの場合、イタリアの留学費(ローマ大学の場合)とほとんど同じかそれ以上になります
国立だとしても奨学金を受給している場合と比較すると高いですよね。
つまりイタリア大学院留学は奨学金さえ取得することができれば、国公立大学に通うよりも安くなります。
イタリア奨学金だけでなく他にも奨学金があるので、調べてみてください!
イタリアと他国の1年間の留学費用を比較
イタリア:200万円(余裕を持たせて)
アメリカ:300~500万円(留学エージェントなどの情報から)
イギリス:445万円(引用:”イギリス大学院にかかるお金”)
560万9000円(引用:”イギリス大学院留学に実際にかかった費用を大公開…!”)
オーストラリア:400万円(2年間800万円)
引用:”大学院留学にかかる費用大公開!お金持ちじゃなくても留学費を貯める”
人気のある英語圏の国よりも安いのがよくわかります。
支出の詳細
絶対に必要な支出:イタリアに滞在する為に必要な支出。
学費:ローマ大学の場合は学士・修士や学部学科関係なく留学生に対して発展途上国が500ユーロ、その他が1000ユーロとなっています。
他の国立大学よりも安い授業料です。例えばミラノ工科大学だと3000ユーロ(40万円前後)くらいです。
イタリアには私立の大学もあり、大学によりますが5000~8000ユーロ(60万~100万円)ほどです。
税金:州によって変わります。
滞在許可証・健康保険:イタリアに滞在するのに必要な手続きの為に必要なお金です。
定期代:ローマはバス・メトロ・トラムが乗り放題の定期券が年間250ユーロ、奨学金を持っていると120ユーロになります。
携帯代:イタリアの携帯代は日本と比べるとすごく安い。12ユーロ/月でも普通か少し高いくらいです。現在僕は6.99ユーロ/月のSIMを契約しています。
その他:イタリアに生活する為に必要な支出。
コピー代:勉強の為の支出。建築学科の場合、プレゼンボードの印刷や本のコピーや模型材料の購入など
他の分野では教科書の購入費用が掛かります。
家賃:私の住んでいる寮は、留学生は一律で8650ユーロ
ソフトボール会費(娯楽):スポーツジムやサッカーなど健康を維持するため、ストレス解消するための支出。
美容院:月に1回くらいのペース。
イタリアでは男性は美容院ではなく理髪店で髪を切ります。男女ともに日本よりも平均価格が低いです。
ローマには、日本人の美容院が1店あり毎回そこへ行っています。
交際費:大学や日本人の友達と外にご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりするための費用。
12月などのイベントがある月は高くなりますが平均的に100ユーロ/月いかないくらい。
旅行:帰国しない夏休みや冬休み、イースター休暇でイタリアの都市やヨーロッパを周る。
早めに予約すると安く、間際だと高くなるので早めの計画をオススメします。
ヨーロッパ圏内なら国内旅行感覚で行けます。
帰国費用:1年に1回帰国する人がほとんどで、最低でも2か月ある夏休みに帰る人が多いです。
日本からの往復よりもイタリアからの方が物価が安いので安く航空券を購入できます。
今まで一番安かった航空券は340ユーロ(約4万円)でした。(12月24日の便を6月に購入)
買い物:生活必需品のシャンプーや歯磨き粉。また、洋服・靴やパソコンのアクセサリーやノートなど
まとめ
今回はイタリア大学院留学にかかる費用について書きました。
「イタリア留学ってどれくらいの費用がかかるんだろう?」という疑問に少しでもお答えできたと思います。
イタリア留学が具体的なものにイタリア留学が大学院の選択しになってもらえたら嬉しいです!
何か質問があれば気軽にコメントください。
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